毎日、寒いですね・・・
今日は節分、明日は立春。
暦の上では明日から春なのに、
外の寒さはまだまだ和らぎませんね。
そんな気候でも、
オランダ屋の店頭はいろいろな花で賑やかです。
春の花が店頭に多く並ぶ中、
夏色のブルーの花が可憐に咲いています。
" ニゲラ "
和名を黒種草と言いまして、
春の先を行く、初夏の花です。
こんなに寒くて、初夏の花なんて、
寒くて可哀想・・・
などと思う方もいらっしゃるかもしれません。
また、
こんなに華奢で、
あんまり長く楽しめないんじゃない?
というお声も聞こえそうです。
確かに、花もちは
ユリなどに比べたらさほどではありません。
でも、
花のあとにちょっとした楽しみがあるのでお勧めです。
花の真ん中にあるめしべの下の種になる部分が
だんだん膨らんできて、
膨らんできたその先っぽがだんだんくるりと巻いてきて
種の入った果実ができます。
この中に真っ黒つやつやな種ができるので、
黒種草なのです。
実際には切り花の状態では、中身は完全な種にはなりませんが、
くるりと巻いた、小さなジョーカーの帽子のような
へんてこりんな形が出来ます。
ここまで楽しめるのは、本当の花の時期の初夏では、
切り花では難しいかも、なのです。
(花瓶の水が温まってしまうから、茎が頑張れないのです)
寒い部屋の中で、初夏の花を楽しむ。
寒い部屋でアイスクリームや水羊羹を他の楽しむのに似ていませんか??
この写真は、阿佐ヶ谷店から購入して5日目のモノです。
飾っているのは台所、比較的暖かくて日の差さないところです。
どこまで大きく育てられるか、
また報告したいと思っています。