2009年11月2日月曜日

産地見学 その3


もう一回、産地見学のことを…。








先の2回のお話は、宮内さんの生産しているものについてでしたが、
こちらは、木村園芸さんの生産品の見学についてです。

木村園芸さんには、今年の母の日にカーネーションの鉢物でとてもお世話になりました。
当社の一押しでした。
数あるカーネーション農家の中で、木村さんは、
「 先生 」
と呼ばれる方です。
土づくりからこだわっておられ、堆肥も3年がかりで作るのだそうです。
そして育てる植物によって、肥料などの配合を微妙に変えるのだそうです。
今は、出荷目前のシクラメンの葉組みをするなどして、出荷に備えていました。
ハウスの中は、一面のシクラメン!(シャレではなく) ほんのりと香りもします。
色も本当にいろいろとあり、咲き方の変ったものや新品種も、一緒のハウスの中で出荷を待っていました。



出荷のための葉組みとは、ほっておけば、大きいものも小さいものも、勝手気ままに生えてしまう葉を、
形よく、大きさをそろえて位置を置き換えてゆく作業です。
根気と熟練さを要する作業です。

左が葉組み前、右が葉組み後です。
形良くなっているでしょ?
この作業を出荷までに何度も行うそうです。


そのほかにも、栽培するうえでのいろいろな工夫やご苦労のお話をいろいろと伺いました。


そして、このあといよいよ、来年もお世話になるでしょう、カーネーションが、今、どんな状態でいるのか見せていただくことに !!


来年の4月末には、一鉢の立派なカーネーションになる・・・だろう、今の姿は?

こんなです。
"ディアママ"という品種ですが、
ママはまだ、Babyでした。
これから、木村さんのご家族と、パートの方々の日々の作業に支えられ、何度かの植え替えを経て、春には、5寸の鉢にいっぱいの花を咲かせるようになるのです。
来年の母の日に待っているよ、カーネーションたち!!